さきつしゅうらく
空と波音に包まれて悠久の刻を感じる
東シナ海に面した羊角湾にある、小さな漁村・﨑津集落。2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録された注目のスポット。
かつて厳しい弾圧を受けながらも、密かに信仰され続けたキリスト教。
そのシンボルが、海を臨むゴシック様式の﨑津教会だ。
現在の建物は1934(昭和9)年、フランス人宣教師・ハルブ神父によって再建されたものだという。
凪いだ海を見守るように佇む教会は、この地で育まれた長い歴史と文化を感じさせ、見るものの心に深い余韻を残す。
教会内部は祈りの場のため撮影が禁止されている。
詩歩’Sコメント
「絵踏」が行われた庄屋跡地に建設された教会。淡く彩られた空や海霧に包まれる光景からは、儚くも力強い想いが伝わってきます。